哲学としての珈琲
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唯一無二から伝説へ。
その店の名は『ザ・ミュンヒ』。
大阪府八尾市、住宅街の中にその店はあった。
外壁には「珈琲だけの店」と書かれている。
「中原中也が好きなのですね」
田中「夏のある暑い日。空の向こうからジュラルミンの飛行機が飛んでくる。
その飛行機が太陽に照らされ、ギラっと光る。
それを見てね、中也はこう言うんです。
『昨日私が昆虫の涙を塗っておいた』
嶋津「昆虫の涙、いいですね。
発想が空間を飛び越えている。
かなり特殊な表現だ」
田中「『昆虫の涙を塗っておいた』この言葉は出てこない。
これこそが詩人の言葉だと思った。
私はね、この一行にやられました。
1杯のコーヒーを抽出するのに30分以上掛けている
コーヒー店主の言葉です。
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